男性不妊の場合の人工授精の妊娠率は?

人工授精(AIH)とは、タイミング法を行っても妊娠に至らなかった場合の
次に行う治療方法で、軽度の男性不妊がある場合にも効果的です。

人工授精と聞くと「人工」という言葉から、タイミング法よりも一気にハードルが
上がるイメージがありますが、実はタイミング法と妊娠するまでの仕組みはあまり
変わらないんです。

タイミング法と人工授精のことを一般不妊治療と呼ばれているくらいで、体外受精や
顕微授精になると高度不妊治療となってきます。

では、タイミング法と人工授精の違いは何なのかと言うと、「性交を行わずに精子を
子宮内に送り込む」ところです。

人工授精は、性交をする代わりに男性の精子を採取して、洗浄・濃縮してから
カテーテルを使い子宮内に注入していく方法となります。

それ以降の受精や着床などの妊娠のメカニズムはまったくの自然任せで、
実際にはほぼ自然妊娠と同じです。

 

 

男性不妊による人工授精の妊娠率は?

男性不妊が原因の人工授精の妊娠率は10〜20%程度と言われていて
それほど高い確率とはいえません。

しかもこの数字は、1周期での妊娠率ではなく、最終的に人工授精によって
妊娠に至ったカップルの割合なので、そう考えると結構低い数字であることが
わかります。

男性不妊が原因の場合は、人工授精でも難しいケースが多くあるということですね。

「でも人工授精を多くやればやるだけ妊娠率があがるんじゃない?」と
多くの方がイメージしているかもしれません。

実際に、人工授精が有効な方は割と早く妊娠することができますが、有効ではない方は
何度行ってもなかなか妊娠できません。

人工授精を行った方の80%が3回まで妊娠できているんです。
そのため多くても5回行って、それでも妊娠に至らなければ、それ以降何度行っても
妊娠できる可能性は低いと考えた方が良いでしょう。

まれに人工授精10回目で妊娠できたという方もいますが、そのようなケースは
ほとんどないので、人工授精にこだわり過ぎるのは時間とお金の無駄となってしまう
可能性もあります。

”男性不妊”と一言で言っても、軽度なのか中度なのか、または不妊の原因によっても
大きく変わってきます。

軽度や中度の場合は人工授精が有効である場合も十分にあるので、医師や夫婦で
よく相談し、一度試してみてもいいかと思います。

しかし有効でない場合は何度行ってもなかなか妊娠できませんので、人工授精を
3~5回ほど行って、それでも妊娠できなければ、次のステップである
体外受精への移行を考えていきましょう。

 

 

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