TESE(精巣内精子採取術)

TESE(精巣内精子採取術)とは、無精子症や不動精子症、重度射精障害などの
男性の精巣から直接精子を採取する手術方法のことです 。

無精子症や重度の男性不妊の場合、以前までは治療法がなく、子供を授かるのを
諦める夫婦も多かったようです。

しかし、現在は医療技術が進み、無精子症の男性でもTESEを行えば、
子供を授かることだってできるようになりました。

 

TESE(精巣内精子採取術)が適応される症状とは?

精液の中に精子が確認できない「無精子症」の場合はTESEが適応になります。

無精子症には閉塞性と非閉塞性の2タイプがあるのですが、特に非閉塞性無精子症
精巣の中での精子形成機能が全くないか、機能が非常に低下しているため
精液中に精子がみつからない状態のことを言い、この場合はTESE(特にMD-TESE)が
赤ちゃんを授かることのできる唯一の方法となります。

それ以外にも

round02-009 精路再建不能な閉塞性無精子症
round02-009 先天性精管欠損症
round02-009 不動精子症
round02-009 精子死滅症
round02-009 射精障害

などもTESEの適応となります。

閉塞性無精子症は、精子の通り道である精巣上体や精管の中が詰まってしまい
精子が出てこれない状態で、この場合は詰まっている箇所を再開通させる
精路再建術が行われるのですが、女性側の年齢などによってはTESEのほうが良いと
判断されることもあります。

 

 

TESE(精巣内精子採取術)の流れ

不妊局部麻酔をしてから陰囊の皮膚を1cmほど切開してそこから精巣組織を採取します。

不妊採取した精細管から精子の有無を顕微鏡で確認します。

不妊精細管内に精子が認められない場合は他の箇所を切開して再度採取します。

不妊たくさん採取できた場合は凍結保存することも可能なため、複数回の顕微授精が行え
妊娠率も上がります。

不妊切開して箇所を縫合して終了です。

 

 

手術中・術後の痛みは?

麻酔薬を注射するときに少し痛みますがすぐに痛みはなくなります。
手術中は麻酔により、痛みを感じることはほとんどありませんので安心してください。

ただ、術後に麻酔が切れてくると痛みが出現してきます。
その痛みは精巣にボールが当たったときのような痛みだと感じる方が多いようですが
鎮痛剤でコントロールできる位の痛みで、我慢できないような痛みではありません。

 

 

術後の注意点

TESEは局所麻酔で行うため、入院の必要はなく日帰りで行うことができます。
しかし、当日の飲酒や入浴はできません。シャワーは翌日から可能です。

抗菌薬や鎮痛薬など処方されたお薬はしっかり内服しましょう。
数日間は痛むことがありますので、自転車やバイクも控えることです。
術後は軽い腹痛や出血、発熱があることがあります。

 

 

所要時間や費用、精子の採取率は?

手術自体の所要時間はだいたい40分~70分くらいです。
費用は病院よって違ってきますが、平均で15万円~20万程となります。
採取できた精子を凍結保存する場合は、凍結代は別にかかりますのでご注意。

そして、最も気になるのは、TESEによる精子の採取率はどのくらいかということですよね。
採取率は不妊原因によっても変わってくるのですが、閉塞性無精子症の場合は90%以上
非閉塞性無精子症では約20~40%と言われています。

1個でも生きている精子が採取できれば、顕微授精を行うことができるので
妊娠できる可能性も十分にあります。

 

 

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