精子不動症の原因と治療法

精子不動症とは、精液の中に動いている精子がいないことを言います。

しかし、全ての精子が全く動いていないというケースはあまりなく、少なくとも何%かは
動いているものですが、中には全く動いていないという場合もあります。

カルタゲナー症候群(副鼻腔炎、右胸心、気管支拡張症)の方は精子が完全に
不動しているのが特徴的です。

全く同じ状態で「精子死滅症」と診断される場合もあり、病院により異なるようですが
精子死滅症とはすべて(あるいは大半)の精子が死んでいる状態をいいます。

精子不動症は、精子が動いてはいませんが、死んでいるとは限らないので
精子死滅症とは少し違ってきますね。

 

精子不動症の原因

精子不動症になってしまう原因は、精子無力症と同じで精索静脈瘤や、
おたふく風邪のような高熱を伴う病気によって精巣炎を起こしてしまった
ケースなどが挙げられます。

これらは後天的なものが原因ですが、精子不動症の方の中には
先天的なものが原因である場合もあります。

しかし、精子無力症になってしまう先天的な原因に関しては未だ
解明されていないのが現状のため、原因不明の精子無力症である場合も
多くあります。

 

 

精子不動症の治療法

精索静脈瘤のように明確な原因がわかっている場合はその治療を行い
造精機能を回復することで妊娠できる可能性が高くなります。

原因が不明が場合の精子不動症の場合は、まず生存している精子を選び出して
そこから顕微授精などを行うケースが多いです。

精子不動症は、精子が動いていないからと言って死んでいるとは限らず、
生存している精子もあるため、どちらかを特定するには浸透圧の異なる培養液に
つけることによって鑑別することができ、生きている精子のみを選別することができます。
(これをHOS(ホス)テストと言います)

1個でも生存している精子を見つけられれば顕微授精が可能なため妊娠も
期待できます。

もしHOS(ホス)テストを行って精液中に生きている精子を見つけることが
できなかった場合は、精巣や精巣上体から生存している精子の回収する方法の
精巣内精子採取術(TESE)外科的精巣上体精子回収術(MESA)などで
生存精子を見つけていきます。

しかし、それでも生存精子を見つけられなった場合は、夫の精子での
妊娠は難しくなり、女性側に特に大きな不妊原因がない場合などは、
非配偶者間人工授精(AID)という方法もあります。

AIDはとても特殊な治療法となりますので、夫婦でよく話し合ってから
決めることです。

 

 

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