精子無力症の原因と治療法

精子無力症とは前進する精子が40%未満、または高速で直進する精子が
32%未満の
状態のことを言います。


乏精子症は「精子の量の問題」となりますが、精子無力症や精子不動症などは
「精子の質の問題」となります。

精子は真っ直ぐに高速で動くものが妊娠しやすいんです。
そのため精子の運動率が低かったり、真っ直ぐに進めない精子は子宮を通って
卵管に至ることができず、卵子と受精することが困難となってしまい妊娠力が低下します。

ちなみに自然妊娠するために理想的な精子は、精液1ml当たり4000万個以上、
総運動量は50%以上と言われています。

 

 

精子無力症の原因

精子無力症になってしまう原因は、後天的なものと先天的なものに分けられます。

後天的なものは、精索静脈瘤による造精機能の低下が挙げられます。
精巣にある造精機能は熱に弱いとされていますので、前立腺炎やおたふく風邪による
精巣炎、高熱なども精子無力症になってしまう原因になり、また長期間の禁欲も
運動率を低下させます。


特に精巣に問題が無い方でも仕事のストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、喫煙や飲酒
などによって精子の質が大きく変わってくるようなので、日常の生活習慣を見直すことも
大切となります。

しかし、原因不明の精子無力症の場合も多くあります。
精子無力症になってしまう先天性の原因に関しても未だ解明されていないのが
現状です。


 

 

精子無力症の治療法

精索静脈瘤のように明確な原因がわかっている場合はその治療を行い
造精機能を回復することで妊娠できる可能性が高くなります。

しかし、特定の原因がわからない場合は精子無力症の程度により治療法を
行っていきます。

軽度の精子無力症の場合であれば、漢方薬やビタミン剤なをの投与で
しばらく様子をみることもあります。(3ヶ月は継続してみる)

それでも改善が見られない場合、または中度や重度の精子無力症の場合は
女性が受ける治療法へと移行していきます。

中度の精子無力症(20%~40%)でしたら、人工授精体外受精を受けることを
進められることが多く、女性の年齢なども考えてどちらが適しているかを
決めていきます。

重度の精子無力症(10%以下)の場合は顕微授精が適していて、精子が1個でも
見つかれば顕微授精が可能となります。

また、軽度の精子無力症の場合でも女性の年齢によっては、漢方治療や
ビタミン剤投与を行っていたのでは改善されるまでに時間がかかってしまうため
早いうちに人工授精、体外受精、顕微授精に移行した方が結果的に早く妊娠できる
可能性が高くなるとも考えられます。

 

 

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