男性不妊は治るの?

不妊症は女性だけの問題ではなく、男性にも約半数の割合で原因があります。
今までは「不妊=女性の問題」と思っている方も多くいましたが、最近では
男性不妊に関しても理解されつつあり、男性不妊に関する情報なども増えてきています。

男性不妊が多くとりあげられてきた理由、それは男性不妊は治りにくいからなんです。
女性が原因の不妊の場合でも、不妊原因によっては治りにくいものは多くあります。

男性不妊には大きく分けて3つあり、「精子形成障害」、「精子通路障害」「性機能障害」
があるのですが、その中でも最も多い不妊原因は「精子形成障害」で、
全体の約9割を占めています。

精子形成障害とは、精子が精巣でつくられる過程に何らかの問題があるケースで
「精子数が少ない」、「精子数いない」、「精子に奇形が多い」などの症状が
あてはまります。

実は、この精子形成障害を治す方法は未だ確立されていないので、
そのために「男性不妊=治りにくい」と言われているんです。

「男性不妊の9割に起こる障害なのに、治す治療がないなんて絶望的!?」と
思われるかもしれませんが、赤ちゃんを授かることができないというわけでは
ありません。

精子の状態によっては、人工授精や体外受精で授かる場合も多くありますし
重度の男性不妊の場合でも顕微授精を行うことで、妊娠も十分に可能です。

精液中に精子がいない「無精子症」と診断された場合でも、手術を行うことで
精子を見つけることだってできます。

その手術とは、精巣内精子採取法(TESE)と言って、陰嚢の皮膚を1cm程切開して、
精子を採取し、顕微授精で使います。

手術と聞くと、いきなりハードルが上がり、不安になる方もいるかと思います。
しかし、重度の乏精子症や無精子症の方は、この手術を行って1個でも精子が
見つかれば顕微授精により妊娠も不可能ではありませんから、本気で
赤ちゃんを望んでいるのであれば、やる価値は十分にあります。

精子をつくるという治療はできないため、「男性不妊は治しにくい」と言われますが、
それでも赤ちゃんを授かる方法はあるということを理解しましょう。

また、漢方や食事療法、サプリなどで精子の質が良くなったという例もありますので
できることは諦めずにやってみることが大切です。

不妊は女性が原因であっても男性が原因であっても、夫婦での協力が不可欠なため
相手を責めるようなことは絶対に言ってはいけせん。

不妊治療を進めていくうえで、コミュニケーションをとることがなにより大切ですから、
お互いよく話し合って相手を思いやりながら不妊を乗り越えていきましょう。

 

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