男性の年齢は不妊の原因となるのか?

女性の場合は、「卵子や卵巣の老化」がよくテレビや雑誌などでも
取り上げられている位、年齢が不妊と大きく関係していることが知られています。

不妊で悩んでいる方の中には、女性の年齢ばかりを意識して検査や治療を
急ぐケースが多いのですが、実は女性だけではなく男性も年齢が
上がるに連れ、妊娠しずらい身体へと変わっていっているんです。

「え!?男性も加齢により不妊になるの!?」と思う方も多いはず。
男性は女性に比べ、常に新しい精子がつくられているため、加齢と不妊が
関係するとは思わない方が多いんです。

たまに、70歳以上でパパになったという情報などをテレビで耳にすること
ありますもんね。

確かに、生まれた時から卵巣内に卵子が保管されている女性とは違い
男性の精巣では、生涯を通じて精子がつくられます。

しかし、加齢とともに少しずつ男性の造精機能は低下しているんです。
精巣の大きさも少しずつ小さくなり、男性ホルモンをつくる力も緩やかに低下するため
精子をつくる力も徐々に低下していきます。

しかし、両方の精巣が完全に無くならない限りは、精子がつくられるため
妊娠する可能性は十分にあります。

女性は「閉経」というものがあり、閉経したら妊娠を望むことはもうできませんが、
男性の場合は造精機能は低下するものの、機能が完全に停止するわけでは
ありませんから、いくつになっても赤ちゃんを望むことは不可能ではありません。

だからこそ、男性不妊の場合は年齢により不妊に区切りをつけるのが
難しいんです。

 

 

年齢によってどの位精子が減っていく?

男性は、年齢を重ねることにより造精機能が低下していきますので
精子の数が減少していくのですが、全体の精子量も減ってしまうため
精子濃度はあまり変化しないようです。

30代の男性と50代の男性の精液所見を比較したデータがあります。
そのデータ結果をみますと、30代男性に比べ50代男性の精液量は3~22%
精子運動率は3~37%精子正常形態率は4~18%低下すると報告されています。

ただ、高齢男性の多くの場合、相手女性も同じ位の年齢であるとされていますので
精液所見の低下が不妊症にどの程度関係しているかを調べるのは難しいようです。

上のデータからも、男性の加齢が少なくとも精液や精子に影響を与えていることは
わかりましたね。

男性も女性と同じように35歳過ぎから少しずつ精子の質と量が悪化してくると言われていて
40代になると質と量が明らかに低下していきます。

また、男性の年齢が上がれば上がるほど、流産のリスクが増し、さらに子供の
遺伝子変異のリスクも高くなるという報告もされていますので、女性だけの
年齢を意識するのではなく、男性も高齢の場合は不妊になるリスクが高くなることを
しっかりと理解しておきましょう。

 

 

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