精管精嚢造影検査について

精管精嚢造影検査とは、精管が塞がっていたり詰まっていないかを調べる検査です。

精管精嚢造影検査を行うのは、精液検査により無精子症であることが分かり、
逆行性射精でもない場合です。

精巣では精子が正常につくられているのに精液中に精子がないのであれば、
精巣から精子を運ぶ精管に何かしらの通過障害があるということが予想されます。

無精子症が疑われたら、精管が塞がっていたり詰まっていることから精子が外に出れない
可能性も考えられるので、その障害となっている箇所があるかどうかを調べるために
行われる精密検査になります。

女性でいう、「子宮卵管造影検査」のようなものですね。
しかし、子宮卵管造影検査との大きな違いは、皮膚を切開するかしないかということです。

女性の場合は皮膚を切開せずに行えます。
しかし男性の場合は陰嚢の皮膚を切開してから行うため、術後数日間は痛みが
残る場合もありますが、痛み止めを処方してくれる病院もあります。

精管精嚢造影検査は、精路再建手術のために、閉塞箇所を特定する目的で
行われることもあります。

 

 

精管精嚢造影検査の流れ

不妊精管が通っている精索に局所麻酔をかけます。

不妊陰嚢の皮膚を1cmほど切開してそこからやわらかいチューブ(カテーテル)を挿入します。

不妊精管に造影剤を注入して、白く映し出される造影剤が精管内を流れる様子をレントゲンで
撮影することで、精子の通り道の詰まり具合や閉塞している場所を見つけたり、
精嚢や精巣上体の状態をチエックすることができます。

 

陰嚢の皮膚を切開しますが、麻酔をしているため術中の痛みはほとんど
ありません。(術後は痛みが残る場合あり)

造影剤の流れが途中で止まってしまった場合は、そこで精子が止まってしまって
外に出れない原因と判断され、このような場合の治療としては、手術が可能であれば
精路再建の手術が行われます。

しかし、場所によっては手術ができないこともあり、その場合は精巣から精子を取り出して
体外受精や顕微授精を行います。

自然妊娠にこだわっていて、可能なら手術を希望する夫婦もいますが
近年では体外受精や顕微授精を行うことが昔に比べ普通になってきつつあるので
手術を行うよりも体外受精や顕微授精を選ぶ夫婦の方が多いようです。

精管精嚢造影検査によって精管が詰まっていたり、塞がっていることがわかったとしても
精子自体に問題がない場合がほとんどなので、体外受精や顕微授精を行えば
妊娠できる可能性は高いようです。(他に原因がない場合)

 

 

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